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ラフターヨガ/笑いヨガ

マインドフルネス

CONTENTS

[知識] ラフターヨガ/笑いヨガとは
[知識] ヨガとしての笑いヨガ
[知識] ラフターヨガが必要な3つの理由
[実践] ラフターヨガのステップ
[実践] ラフターエクササイズ
[実践] ラフターヨガクラブ


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ジブリッシュとは

 

ラフターヨガ/笑いヨガとは

ラフターヨガ(笑いヨガ)とは、無条件の笑いとヨガの呼吸法を組み合わせたもので、ユーモアやジョーク、コメディに頼ることなく、笑いをエクササイズとして捉えて、誰もが理由もなく笑えるようになる、優れたエクササイズです。

ラフターヨガでは、まず身体的なエクササイズとしての作り笑いからスタートしますが、グループ内でアイコンタクトをとったり、子供のような遊び心でもって、すぐに本物の笑いに変わります。

私たちの身体は、作り笑いと本物の笑いを区別することができないので、どちらの笑いでも身体的、精神的に同じ効果が得られるという科学的な根拠に基づいて、ラフターヨガのコンセプトが作られています。

新鮮な酸素が大量に身体の中に取り込まれるので、エネルギーが溢れて活力が漲ることを実感することができます。

ラフターヨガは、1995年にインドの内科医であるマダン・カタリア博士によって考案され、ムンバイの公園でたった5人でスタートしましたが、今では110ヵ国以上で、無料で受講できるラフターヨガクラブが開催されるに至っています。

笑い瞑想とは

 

ヨガとしてのラフターヨガ

ラフターヨガが「ヨガ」である理由は、笑いがヨガの呼吸法としての役割を果たすだけでなく、本質的な意味での「ヨガ」を実現してくれる点にあります。

●吐くことで多くの酸素を取り入れる
ヨガの呼吸法の多くは、意識的に呼吸をコントロールして吐く息を長くしますが、このことで肺の中の残気が減り、酸素濃度の高い新鮮な空気を体内に取り込むことができます。

このテクニックを習得するには、ヨガでは長年の訓練を必要としますが、「笑い」は何の努力もなく、自然な形で吐く息を長くすることができます。

●横隔膜を鍛える
ヨガの呼吸法の多くは、横隔膜や腹筋群を動かして副交感神経を刺激し、緊張を緩和したり、ストレスを低減したりします。

こちらも訓練が必要になるテクニックですが、「笑い」では自然に横隔膜や腹筋群が刺激されるため、誰もが気軽に心の安定感を得ることができます。

●心の変容をもたらす
笑いをエクササイズとして練習することで、単に心身の状態が良くなるだけでなく、心の在り方にも変化をもたらすことができます。

直面する様々な状況を「笑いの心」でもって肯定的に捉えられるようになったり、相手に感謝したり、大切に思ったりする心が育まれたり、そういった気持ちの循環を感じられるようになります。

●人と人とを繋ぐ
ラフターヨガのエクササイズは、ジョークやコメディに頼らず、言語や生活習慣を越えて無条件に笑うことを練習するので、国境を越えた感謝の繋がり、思いやりの循環が生まれ、幸せへと導く架け橋となります。

「ヨガ」という言葉が意味する「繋がり」を実現する、まさに「笑い」を通したヨガだということができます。

 

ラフラーヨガが必要な3つの理由

「笑い」は呼吸に限らず、様々な恩恵を私たちにもたらしてくれますが、ジョークやコメディに頼らないラフターヨガだからこそ実現できることがたくさんあります。

●「長く」笑うことができます
笑いによって、生化学的に十分な効果を得るには、少なくとも10分から15分は笑い続ける必要がありますが、私たちの普段の笑いは数秒で終わってしまいます。

ラフターヨガでは、エクササイズとして笑うため、長時間続けて好きなだけ笑い、科学的に十分な効果が証明されるほどの効果を得ることが可能になります。

●「深く」笑うことができます
笑いによって健康的な効果を得るには、お腹や横隔膜からくる深い笑いが必要ですが、日常の生活環境では、そういった大笑いできる環境はあまりありません。

ラフターヨガでは、笑いエクササイズのための場を設けているので、安心して大きく深い笑いをすることが可能になります。

●「いつでも」笑うことができます
私たちの普段の笑いは面白いことに頼っているので、そういった状況やきっかけと出会えるかどうかに左右されます。

ラフターヨガでは、そういった偶然の出会いに頼らず、練習によって自ら積極的に笑うので、確実に健康効果を引き出すことが可能になります。

ラフターヨガが必要な3つの理由

 

ラフターヨガのステップ

ラフターヨガは、次の4ステップと笑い瞑想+リラクセーションとで構成されています。 まずは自分なりに手拍子から、笑いの気分を高めていきましょう。

01-1 ウォームアップ
手の平全体を互いに合わせるように手拍子をして、手のツボを刺激しながら声をかけて気分を高めます。

01-2 深呼吸
動作と共に深く吸ったり、笑いながら吐いたりして、肺をリフレッシュしながら心身をリセットします。

01-3 心を解放する
笑いがひと区切りするごとに、手拍子と共に very good very good yeah (やったー、やったー、いぇーい)などと叫び、童心に還ってはしゃぎます。

01-4 ラフターエクササイズ
呼吸法や遊び心溢れるきっかけ、そして心を解放するジェスチャーなどと共に、独特のエクササイズを行います。

02 笑い瞑想
努力の笑いを越えて自然に笑いが湧き起こり、笑いそのものになっている状態。
※参考ページ「笑い瞑想とは」

03 リラクセーション
笑いの後に、くつろぎ姿勢で心身共に鎮静する時間で、ラフターヨガの本当の効果が得られる時間です。

 

ラフターエクササイズ

ラフターヨガでは、心身の効果が現れるとされる、10~15分の笑いを無理なく実践するために、「ラフターエクササイズ」と呼ばれる様々なきっかけや動作と共に笑いを行います。

合掌して周囲の方と挨拶をしながら笑う挨拶ラフターや、手を受話器に見立てて通話と共に大笑いする携帯ラフター、ミルクシェーキを作って笑いながら飲む真似をするミルクシェーキラフターなど、40種類の基本エクササイズと、その場から生まれてくるエクササイズまで、無限に広がる楽しいエクササイズが盛りだくさん。

どんな状況でも受け入れる寛大な心と、とにかく自由で楽しく笑うという柔軟な姿勢とで、笑いの時間を長く保ち、笑いの効果を無限に引き出してくれるのが、ラフターエクササイズの魅力です。

 

ラフターヨガクラブ

ラフターヨガは、毎日一人で練習したり、SNS上のグループで笑い動画のアップを行ったりすることもできますが、110ヵ国以上の国々で毎日開催されている、無料の「ラフターヨガクラブ」に参加することもお勧めです。

グループでラフターヨガ(笑いヨガ)を練習することで、一人ではどうしても本当の笑いにたどり着けなかった方も、先輩方の豪快な笑いに触れることによって、自然と内側から笑いがこみ上げてきます。

また、ラフターヨガ講師の頼もしいリードに乗せられて、気が付けばお腹をかかえて笑っているということも少なくありません。

近年では、オンラインで受けられるクラブもありますので、ぜひこちらのページからお近くのラフターヨガクラブを見つけてみてくださいね。

ラフターヨガ・ジャパンのHPで、近くのラフタークラブを探す

 

監修:Dr.Madan Kataria(マダン・カタリア)

ラフターヨガの創始者。

ムンバイ出身の開業内科医であるカタリア博士は、「笑いは最高の薬である」という考えを提唱し続け、1995年にラフターヨガをスタート
無条件に笑うことで、エクササイズとしてのヨガを提案し、現在では世界110カ国に16,000以上の笑いクラブを持つまでに発展。

現在は、世界各地の企業や団体で講演や講座を行うほか、企業のコンサルタントとして、ホリスティックヘルス、ストレスマネジメント、チームビルディング、リーダーシップ、ピークパフォーマンス、コミュニケーションスキルなどを指導している。

ラフターヨガ・インターナショナル

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