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ととのうサウナの入り方
CONTENTS
●ととのいの歴史
●ととのうってどんな状態!?
●なぜサウナでととのうの!?
●サウナでととのうコツ
●ととのうサウナの選び方
●お勧めのサウナグッズ
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ととのいの歴史
「ユーキャン新語・流行語大賞2021」にノミネートされた「ととのう」というバズワード。
プロサウナーの濡れ頭巾ちゃんが、10年以上前からSNSなどで呟いていたものが、2015年から『モーニング』(講談社)で連載がスタートした『サ道』の中で使われ、2019年に原田泰造さん主演でドラマ化されたことで一気に広まり、爆発的なサウナブームの中心ワードとなりました。
それまでも日本では、アスリートやタレント、経営者を中心にサウナ人気はありましたが、メディアで大きく取り上げられる機会が少なく、それでもサウナの「ととのい」効果に魅せられた方々に愛され続けてきました。
特に昭和のサウナは温度が高くて湿度が低く、休憩を挟むことが少なかったのですが、『サ道』の影響もあってロウリュや水風呂、休憩、外気浴が注目されたり、サウナハットやアウトドアサウナなどでファッショナブルなイメージが高まり、若い女性ファンなども増えて今のサウナブーム、ととのいブームに至ったと考えられています。
ととのうってどんな状態!?
そもそも「サウナでととのう」とは、どんな状態なのでしょうか。
もともとは、サウナに入っている時やサウナ後に訪れる、言葉では表現しきれない「独特の心地よさ」を表した言葉で、特定の状態を指す言葉ではありません。
人それぞれ感じるものや感じ方が違うので、「ととのう」という状態を定義したり、そこを目指してサウナに入ったりするものではありませんが、それでも多くの人が感じる次のような感覚があって、それらを総称して「ととのう」と表現していると考えることができます。
●ぼんやりとして気持ちがいい
●頭の中がスッキリしている
●気持ちがリセットされている
●幸福感に満ちている
●疲れがとれてリラックスしている
●やる気が溢れ出してくる
●飲み物やご飯が美味しい
なぜサウナでととのうの!?
サウナの「ととのい効果」については、様々な研究が行われていますが、ここでは「日本サウナ・スパ協会認定資格」のテキストから、その効果をまとめてみたいと思います。
●疲労物質を排出する効果
新陳代謝が活発になり、乳酸などの疲労物質が汗と共に体外に排出されます。
●血行を促進させる効果
交感神経の刺激や加温によって、こりが緩和したり、血行が促進されたりします。
●ストレスを軽減する効果
自律神経の刺激や血行促進から、精神状態が安定してストレスが軽減します。
●循環器系が正常化する
末端の毛細血管にまで血液が行き渡り、自律神経も整って血圧が正常化します。
●お肌が綺麗になる
全身の毛穴から汗、皮脂腺からあぶらが排出され、皮膚や皮下組織を洗浄します。
サウナでととのうコツ
サウナでととのうには、何よりも「ルールに縛られない」「自分が気持ちいい入り方をする」ことが大切です。
一般的には、サウナを5~15分、水風呂30秒から2分、休憩(外気浴)5~10分を1セットとして、2~3セット繰り返すといいと言われています。
でも、人によって、その時々によって好みやコンディションが変わるので、型にはまった入り方をしたり、無理してあと○分と頑張ったりすると、結果的に気持ちよく入ることができなくなることもあります。
サウナでととのうための極意は、ととのえようと気負わず「その瞬間ごとに、気持ちのいい状態でいること」が大切です。
周囲の人に迷惑をかけないように配慮しながら、自由にサウナを楽しみましょう。
ととのうサウナの選び方
ととのうサウナの入り方が人それぞれであるように、自分に合うサウナ選びも人それぞれです。
施設が新しいから良い、サウナ室の温度が高いから良いということではなく、次の項目を参考にしながら、何となくしっくりくるという、自分の感性に合ったサウナを探しましょう。
●サウナ室の温度や湿度
●ロウリュやアウフグースの有無
●水風呂の温度や水流の有無
●ととのいイスの数
●休憩スペースの広さや雰囲気
●通いやすさ
●会話をして良いか厳禁か
●施設の雰囲気(大きさ/古さ/照明)
●サウナ室などの混雑具合
●仕事スペースの有無
●食事の美味しさ
日本最大級のサウナ検索サイト「サウナイキタイ」を利用して、まずは近所のサウナに足を運んでみるのも良いでしょう。
サウナは何歳になっても楽しめますから、通いやすさは大きな要素になるかも知れません。
お勧めのサウナグッズ
特に女性は、髪を労わる意味でサウナハットはおすすめです。
頭部の過剰な加温を防ぐ意味でも、サウナ室での時間を気持ち良く過ごす意味でも、自分に合った大きさ、形、デザインのものを選んで、ちょっぴり気分を上げてサウナを楽しみましょう。
アウトドアサウナの場合は、バスローブを用意するのもお勧めです。
施設でレンタルしている場合もありますが、大きさやデザイン、生地の厚さ、フードの有無など、自分に合ったものを羽織ることで、ととのい方も違ってくるかも知れません。
また、アイテムとは意味合いが異なりますが、サウナドリンクやサ飯もサウナには欠かせない要素です。
オロナミンCとポカリスエットをブレンドした「オロポ」は、サウナ公式ドリンクと言えるほどの定番人気ですが、サウナ後のビールには叶わないという方も少なくないでしょう。
ヨーロッパでは、サウナ後に炭酸水や果汁ジュースなども大人気です。
ぜひそれぞれのサウナドリンク、サ飯を見つけてみてください。
取材協力:金憲碩(きんけんせき)
スカイスパYOKOHAMA 運営会社社長。
日本サウナ・スパ協会 副会長。
全国的に有名なサウナの聖地「スパイスパYOKOKOHAMA」を運営する、国際企業株式会社の社長。
サウナの本場フィンランドをはじめ、世界各国をまわりながらサウナを研究し、日本でもいち早く「ととのいイス」の導入、本格的なアウフグースの導入、アウフグースマスターの育成、日本最大規模のサウナ室「サウナシアター」を導入するなど、日本のサウナ界を常にリードし続けている。
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